その昔、ブリーフというのは綿製で色は白と決まっていた。
この写真がそれね。この写真はグンゼのサイトで見つけた。それくらいだから今でももちろん売ってる。多分、お母さんが子供に買うんじゃない?あるいは、お年寄りだね。
そしてこの写真のように前開き形と決まっていたんよ。知らない人(そんな人いるのか? 笑)のために念のため書くが、「前開き形」というのはエロチックなもんではない。(まぁ写真で一目瞭然ではある)
セクシー下着でオープンとか前開きとか言うと、そこに布が無いことを言うよね。ちょうど左の写真みたいに。これは女性用だが、男性用のもあるんだよ。オトコの場合は、モノがどーんと出るので正直ちょっとキモいが。
でも、ブリーフの前開き形の場合はパンツの前方が二重になっていて、肌に近いほうは穿いている本人から見て左側、外側の布は逆に右側が綴じてある。上の写真をよく見てね。
こうなっている、とオシッコをする時にパンツを脱がなくてもここからサオを取り出せるわけよ。男はオシッコするとき、普通は立小便スタイルだからね。
男性用は小便器もそうなってるし、いちいち大便器に腰掛けていたらどこか悪いんじゃないかと思われる危険もある(無い無い 笑)。
ついでに、綴じ方の右左は明らかに右利き用だね。右手をパンツの右側から突っ込んで、サオを引っ張り出してくる訳よ。左利きの人は面倒だろうね。自分は右利きでよかったよ。
話題を元に戻そう。それで昔はブリーフというのは綿製で前開き形、色は白と決まっていた訳よ。
色のついたのやビキニ型(と言っても股上はすごく深かった)も、あることはあったのね。たとえば(今もあるはずだけど)ジョッキーというブランドとか。
そこへある日、HOMが発売された。フランスのブランドなんだけど、日本のメーカー福助がライセンスして売り出した(今はトリンプがライセンスしてる)。
で、これが衝撃的だったわけ。
何が衝撃的かと言うと、一つは値段。普通のパンツは2枚セットで500円とかだったのが1枚1000円とかだったと思う。
もう一つは薄いこと。綿100%が当たり前だった下着の世界で、ポリウレタン配合で薄くてツルツル。
今じゃなんてこと無いけど、当時はね。
そして、自分的には最も衝撃的だったのは、パッケージにモデルが穿いた写真を使ってたこと。
それまでのは、ほら、今でもスーパーで安いパンツを買うとビニールの袋に、スタイルが分かるようなイラストが書いてあるだけでしょ。
それが、まず四角の小さなボックスのパッケージで、モデルさんがパンツを穿いて、モッコリが分かる写真よ。
生身の人間の下着姿の写真って、それまではこんな堂々と見える場所にはでてなかったんよ。
すごいよね。ほとんどポルノじゃん。ゲイの人にとっては。あくまで「当時は」ってことだけどね。
自分はノンケだけど、男のハダカには興味があったのでね。
思わず勃起しちゃったよ。買ってきたパッケージの写真を切り取って集めたりしたよ。
たぶん最初に買ったのはこんなだったと思う。この画像はHOMのじゃないんだけど、こんな感じでボクサーと言ってもデザインが当時としては新鮮だった。色もいろいろあったこともあるけど、何しろ前閉じなんだよ。オシッコする時どこからサオを出すんだよって感じだった。
アウトゴムというのも珍しかったよ。普通のパンツはゴムひもが取り替えられるようになってたからね。
今となってはどちらも何も不思議じゃないんだけど。当時の自分としてはね。
そしてサポート感がすごかった。ポリウレタンだからね。まぁ当然なんだが。
これで初めて上向き収納がうまく持続できた。ずっと下に落ちてこないんだ。
それ以来HOMを中心にして、この手のパンツを穿いている訳さ。
でも本当言うと、HOMの初期の製品は若干サイズが大きめだった。自分は普通はMサイズなんだが本品はSサイズのほうが良かったね。だんだんMサイズでぴったりになったから、改善したんだと思うよ。
それと、初期に発売されたのはビキニと言ってもサイドの幅が優に5cm以上あったんじゃないかな。この画像みたいに(これは今のカタログだから、当時のとは違う)。それでも当時はドキドキしたもんだ。
その後、段々と股上の浅い、要は面積の小さいデザインのが発売されてきた。
別のページで自分がモデルになって見せた「スーパービキニ」は、今でこそHOMでも定番商品だけど、最初は無かったんだよ。
長くなったから続きはまた。