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ハダカの自分 (新館ベータ 笑)

映画「プロメテウス」を見てきた。
最近、映画館に行くのってエヴァ以来で、実写物だともう随分になる。
どうして突然行く気になったかと言うと・・・・

あ、どうしてもここから先、どんどんネタバレになって来るので、読みたい人は下の「read more」をクリックしてね。
言っとくけど要するにSF系の話だから、perdidoのチンポにしか興味ない人は読まなくてもいいかも・・だよ。



それで話の続き。
どうして突然行く気になったかと言うと、先ず最初はCMのキャッチコピー「人類の起源」で目を引かれ、次に監督がブレードランナーやエイリアンのリドリー・スコットってことで、ちょっと気になり、ネット検索すると「映画エイリアンのストーリーの原点(というのか後日談ならぬ前日談)だと書いてあったので、こりゃ行かなきゃ・・てなっちゃった。

で、ここからが見てきてからの話になるのだが、くれぐれも言っとくけど、以下はネタバレだからね。まだ見に行ってない人は読まないほうがいいと思うよ。

さて、これだけ注意したんだから、こっから先を読もうというひとは、もう見てきた人かネタバレになっていいから読みたい人かだよね。
まぁ、どっちにしてもSFにそれなりの知識があるはず・・という前提で書くよ。分からない人は都度ネットで調べながら読んでね。

まず、見終わって第一印象だが、結構がっかりだった。
この映画、脚本の作りが甘いというか、「そりゃないだろ」っていう突っ込みどころが満載なんだ。
既にネットに感想が出てるんだが、例えば生物学者が未知の生物に突然手を出しちゃイカンだろとか、開腹手術をしたばかりの主人公が大立ち回りをやるとか・・・。
でも、それはまぁ、あれだけの主題を二時間ちょっとに納めるんだから、無理矢理の筋立ても仕方ないところがあるよね。
自分ががっかりしたのはその点じゃないんだ。それに、ある意味 すごく良くできた映画で、CGにしてもなかなか素晴らしいし、リドリー・スコット好みのおどろおどろしさもよく出てたし。

がっかりした点はね、主に二つある。
まず、人類の起源。映画が始まって数分で出てしまうんだよ。
まったく白紙で見れば、このシーンは何なんだろう・・って感じの訳分からん映像なんだが、キャッチコピーで「人類の起源」って言っちゃってるからね。SFに詳しい人なら映像の意味が分かってしまうんだよ。
もちろんその時点では謎も残るし、ストーリーの中で段々と解明されては来るのだが、「え~ぇ? 人類の起源ってこんなんなの?」って思わせられてしまうのでね。
「人類の起源が示唆されるのだが、謎は深まるばかり・・」みたいな感じを期待していたら、「こうなんです」って簡単に言われてしまって、ほんと拍子抜け。

もう一点は、エイリアン(エイリアン・シリーズの最初の映画のことね)の冒頭に出てくる、他の惑星からの宇宙船の残骸やら化石化した巨大宇宙人の死体(これ「スペース・ジョッキー」って言うんだってね。知らなかったよ)が何だったのかが明かされるんだ。
ここでも「え~ぇ、そんなんなの?」ってなっちゃうし、エイリアンに出てきたときとは、サイズが違ってるのが滅茶苦茶気になるし。

何しろ、映画エイリアンの「スペース・ジョッキー」は、この映画の「エンジニア」と同じ種族であって、更に人類とDNAが同じ、すなわち人類の起源なんだぜ。
もうすこし企画を良く練って、人類の起源についての話を取り除いて、エイリアンの前日談だけにしたら良かったんだよ。
人類の起源を入れるにしても、さっき書いたように「示唆する」レベルで良かったんだよ。
それで十分にストーリーが作れたはずだし、エイリアンの方だけでも今後のシリーズ化が可能だったと思うよ。
(ちなみに、映画の末尾はいかにも続きがありそうになってたし、既に続編の計画があるそうだ)
エイリアンって確か4本作られたんだよね。
ただ、基本的には 1作目エイリアンから後の年代の話なんだが、プロメテウスは前に来た。更に前へ、前へとさかのぼるようにも、1作目との間を埋めていくようにも、どちらにでも展開できたと思うんだけど。
今回みたいにしてしまうとなぁ。どうなんだろう。

ところでシャーリーズ・セロンが出てるんだけど、ネットでは 彼女の役は人間なのか、アンドロイド(映画エイリアンシリーズでずっと出てくるよね)なのか、というのが話題になってるみたい。
自分の意見は簡単。人間でしかありえない。
ものすごく良くできたアンドロイド(メカじゃなく、生体型)で、本人(人間じゃないから本アンドロイドか)自身が自分のことを人間だと思い込んでいるのかもしれんが、それならそれは人間だろう。
この「自分を人間と思い込んでいるアンドロイド」っていう主題は、もう随分昔からSFの重要なテーマで、例のブレードランナーの原作「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」も実はそれなんだ。
ブレードランナーという映画は、原作のそのややこしい(哲学的とも言えるね)部分を捨象して、アクションものに仕立てたわけで、リドリー・スコット監督がどれくらいこのテーマについて考えたのか分からんけど。

もう一点。
映画エイリアン(1作目ね)で出てきたスペース・ジョッキーは、人間に比べてかなり巨大だったはず。
ところがプロメテウスに出てくる「エンジニア」は、ちょっと大き目の人間になっちゃった。
さらに、人類とエンジニアのDNAが「100%一致」してるんだそうだ。
だったらあの身長は何なんだってね。
この辺、やっぱり無理があるよ。
繰り返しになるが、映画冒頭の人類の起源のところをカットし、人類とエンジニアのDNAが90%くらいの一致にしておけば、「もしかしてエンジニアのDNAが何らかの形で人類の起源に関係があるのか・・・」っていう深い謎のまま、続編に移っていけたのにね。
残念、残念。 このページのトップへ

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perdidojap
  • Author: perdidojap
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    オトコのハダカも好きだけど、女のハダカの方がもっと好きなノーマル。
    ハダカでいるのが好き。ハダカを見せるのも好き。
    でも普段は至って普通。
    Xtubeのほうもどうぞ perdido_jap
    Cam4もね CAM4

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